万博効果に期待 砂の美術館で新テーマ「日本」で砂像展示開始 開幕前に内覧会開催し魅力発信 2026年1月まで展示され40万人来場を見込む
砂で世界旅行をコンセプトに、毎年、世界の国々や地域に関する砂像を展示している砂の美術館。16期目となる今年のテーマは「日本」です。
今年は大阪・関西万博が開幕し世界から改めて注目されていることもあり、このテーマに。4月25日から展示が始まるのを前に、4月24日に内覧会が行われました。
中山紗希 アナウンサー
「メインのひとつがあちらの作品。日本を代表する名所がひとつに描かれています」
幅20mにもなるこちらの作品には富士山、姫路城、清水寺が描かれていて、日本人の美意識を遠近法で表現しています。
そのほか、会場には出雲大社の砂像も。そのすぐそばにはスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する日本神話の一場面を表現した作品や、江戸幕府を代表する、将軍たちが描かれた作品など19点が並んでいます。
また、平等院鳳凰堂の作品では日本らしさをより感じられるよう竹や池などを使う演出が取り入れられています。
総合プロデューサー 茶圓勝彦さん
「万博の会場にある砂でできた世界にここしかない砂の彫刻が展示をされている。最も高いクオリティで世界の彫刻家の人たちが作っていると考えると、非常に特別な展示になるのかなと思っている」
来年1月まで行われるこの展示。
砂の美術館では万博効果への期待から今年は去年より2万人多い40万人の来場客を見込んでいます。