【特集】聞こえない自分たちの世界を知ってほしい…聾学校の高校生 「写真甲子園」に挑戦 レンズの先にあるものとは
■組み写真とは?~必要なのは写真に込められたストーリー~
作品を送るまで残り1週間となったこの日、行われていたのはー。
鳥取聾学校写真部 菱川玲 部長
「タイトルをつける前に写真の流れというか、物語性をつけるために写真を並べて流れがいいかっていうのを、みんなで打ち合わせしているところです」
写真甲子園では、6枚から8枚の写真を組み合わせて「組み写真」として審査が行われます。それぞれの写真に必要なのは「物語性」。写真を見ていくだけでストーリーを伝えられるかも、評価の基準です。
~部員同士のやりとり~
「ずっと光と影使ってるから、こっちのほうでもいいんじゃないかと思った」
「多数決で決めます。せーの、じゃあこの7枚でいきます!」
■手話に人工内耳…全力をささげた写真がこちら
完成した作品は…
「ありがとう」の手話。
無造作に置かれた人工内耳。
手話を使って楽しく笑う高校生たちの日常。
聞こえにくいけど それが彼らの当たり前。
青春の1ページを写し出した作品が完成しました。
鳥取聾学校写真部 菱川玲 部長
「撮れました。本番に向けてのあらかたが決まったので一安心」
■本選に向け…運命の結果発表
全国から、過去最多の604校が参加。その中で北海道の本選にいけるのはわずか16校。果たして結果は…。
鳥取聾学校写真部顧問 尾田将史 教諭
「(鳥取聾学校の名前は)ない。しょうがない」
予選通過は、そう簡単なものではありませんでした。
鳥取聾学校写真部顧問 尾田将史 教諭
「残念じゃないって言ったらうそになるけど、まあ残念な気持ちもあれば、やっぱり甘くないなって、一緒に一つの目標に向かって頑張るっていうプロセスを経験できるっていうのが写真甲子園に向けたいい取り組みでした。リベンジしたいなって気持ちもありますね」
夢は叶いませんでしたが、大会に向けて、チームとして一歩成長したそれぞれの部員たち。尾田さんと部員たちがのぞくファインダーには、もう来年の甲子園が写っています。