元プロ野球選手・川口和久さんが鳥大の学生たちに農業の魅力を語る! 講演会では川口さんが育てた鳥取県オリジナルのブランド米・星空舞のおにぎりを学生に振る舞う 鳥取県鳥取市
鳥取での就農を考える講演会が鳥取大学で行われ、元プロ野球選手で現在は米作りに取り組む川口和久さんが農業の魅力を語りました。
川口さん
「炊きあがる(ごはんの)湯気が心地よくて何杯も食べてしまったんですけどこの喜びは農業をやる中で喜びとして皆さんももってほしいです」
5月9日、鳥取大学で講演したのは、鳥取市出身の元プロ野球選手・川口和久さんです。この講演会は、農業に従事する人が減少する中、農学部の学生を対象に企画されたもので、60人が参加しました。川口さんは4年前鳥取市にUターンし、一から農業をスタート。野球も農業も失敗と成功の繰り返しで、特に失敗から学ぶことが多いと話すなど農業の難しさや魅力を学生たちに伝えました。
川口さん
「ぜひ収穫の喜びを感じながら農業を学んでいただいて失敗を糧に成功に導いて人間力を鍛えていってください!」
講演会では、川口さんが育てた鳥取県オリジナルのブランド米・星空舞のおにぎりが学生に振る舞われ、米そのもののおいしさを味わっていました。
また、日野町で農業を営む鳥取大学の卒業生や学生も加わり、トークセッションも行われ、農業の難しさややりがいなど実体験も交えて伝えていました。
学生
「加工という生産の次の段階の話は興味深くて面白かったです」
学生
「農業関係の仕事はしてみたいと思っていて、さらにその意識が強くなりました」
川口さん
「雨、晴、風とともに歩んでいかないといい作物はできないと思いますし、いいものを作って収益につながっていく1つの方向性を見つけて頑張っていって欲しいと思います」
学生たちは、川口さんの話を通じて農業の大変さを知ると共に、やりがいや魅力についても体感した様子でした。