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真夏には砂の温度が50度以上にもなる鳥取砂丘 減少傾向にある熱中症の救護件数 今年は砂丘レンジャーの増員やドローンによる巡視を強化へ 鳥取県鳥取市 

2025年4月25日 19:03
真夏には砂の温度が50度以上にもなる鳥取砂丘 減少傾向にある熱中症の救護件数 今年は砂丘レンジャーの増員やドローンによる巡視を強化へ 鳥取県鳥取市 

ゴールデンウィーク中の万が一に備えます。4月25日、関係機関が集まり鳥取砂丘を訪れた観光客を対象に、熱中症対策について確認しました。

25日、鳥取砂丘ビジターセンターでは鳥取県や観光協会など関係機関が砂丘内での熱中症対策について話し合いました。

鳥取県生活環境部鳥取砂丘担当 福島良 課長補佐
「高低差47mの馬の背をはじめとした起伏のある地形と直射日光を遮るものが少なく熱中症のリスクが高いという点があるかと思います」

真夏には砂の温度が50度以上にもなる鳥取砂丘。去年の熱中症の救護件数は43件で全体の7割近く(67%)が県外からの観光客だったということです。ただ、この3年でみると、熱中症の救護件数は、2022年の71件から去年は43件と減少しています。理由について鳥取県では、観光客に注意喚起を行う看板や温度計を設置したことや、去年からは、砂丘の入り口で飲料水の手売り販売を始めたことが患者の減少につながったとみています。

鳥取県生活環境部鳥取砂丘担当 福島良 課長補佐
「お茶やスポーツドリンクをご持参いただきたい。首元を冷やすネッククーラーやタオルをご持参いただいたら熱中症を予防することになるのではないかと考えております」

会議では今年の対策として、砂丘内を巡回している砂丘レンジャーの数を増やしたりドローンによる巡視を強化することが確認されました。

最終更新日:2025年4月25日 19:03