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2か月余り休館していた鳥取県立博物館がリニューアルオープン 鳥取藩と鳥取城の歴史・文化を感じられる貴重な品々 学芸員によるギャラリートークも 鳥取県鳥取市

2025年5月1日 19:19
2か月余り休館していた鳥取県立博物館がリニューアルオープン 鳥取藩と鳥取城の歴史・文化を感じられる貴重な品々 学芸員によるギャラリートークも 鳥取県鳥取市

今年2月からリニューアルに向け休館していた鳥取県立博物館が5月1日、運営を再開しました。

今年3月の鳥取県立美術館開館にあわせ収蔵品や館内の整理のため2か月余り休館していた鳥取県立博物館。その間、館内がリニューアルされました。

その目玉のひとつがこちらの展示室。
施設が国の史跡・鳥取城跡の敷地内にあるということで、鳥取藩と鳥取城の歴史・文化を感じられる貴重な品々が並んでいます。

訪れた人
「鎧とかそろっていますね。歴史が好きなのでとても面白いなと感じています。」

訪れた人
「勉強になりました。32万石と言われてもピンとこないじゃないですか。(鳥取藩が)結構大きかったんだというのがお城も見て感心しましたし、展示してあるものもすごいなと思いました。」

さらに、こちらは新たに設置された「活動ラボ」と呼ばれるコーナー。

展示品に触って顕微鏡で細かく見ることができるなど生き物や自然について体験しながら学べます。

訪れた子ども
「ものすごくいろんなものが見られて小さいものとかが大きく見られるのが楽しかったです。」

また、鳥取県の平井知事を迎えて学芸員によるギャラリートークも開催。
およそ100人の来館者が参加し学芸員による展示品の説明を聞き入っていました。

鳥取県 平井伸治知事
「32万石(鳥取藩は)大藩であったということの証が今日の展示の中にも表れていますし、美術館が独立したことで博物館の機能もこれから高まっていくことになります。大切なふるさとの歴史や自然・色々な資産を共有できればと思っています。」

ギャラリートークの最後には子どもたちが甲冑を着る体験も行われ、重さや質感を楽しみながら鳥取の歴史に触れていました。

誰もが利用しやすいスペースを目指しリニューアルされた鳥取県立博物館。
より身近でオープンな施設として再スタートです。

鳥取県立博物館 大嶋陽一 主任学芸員
「新しく再スタートする際の県立博物館の理念が鳥取県の宝蔵ということで閉じた蔵ではなく開かれた蔵として多くの人に使ってもらいたい」

鳥取県立博物館によりますと、現在の収蔵品の数はおよそ20万点。
展示できているのはまだほんの一部ということで、今後も内容を変えていきながら発見・学びの場にしていきたいとしています。

最終更新日:2025年5月1日 19:19