【怪談ビール】小泉八雲の代表作「怪談」の登場人物などがラベリングされたクラフトビール 開発に協力したのは大学生!? 若者向けに開発したビールとは?
仕込みには試飲した学生も参加しました。ぶどうのほかに島根ワイナリーのワインも加え、ビールの苦みを抑えながらフルーティーな味わいを狙います。
島根大学法文学部 和田かな笑さん
「ワインの風味もしっかり出るような、ビールとうまく溶け合うようなビールができたらなっていうのは思っています」
■怪談ビールの初出店
今年、小泉八雲が「怪談」という本を出版して120年の節目を迎えます。今年10月、小泉八雲のひ孫にあたる小泉凡さんなどが参加し、怪談をテーマにしたイベントが開かれました。その会場で怪談ビールを初出店。
島根ビール 矢野亜希子さん
「今日ここでしか飲めない。松江でまだここでしか出してない」
さて市場の評価はー。
客
「美味しいです」
客の中にはビール愛好家ではなく、狙いだった若い世代の客もー。
客
「ぶどうの微かな甘みと芳じゅんな旨みが感じられました」
Q.普段お酒飲まれますか?
「あまり飲まないんですけど、飲んでみると美味しいなって」
「いやなんか飲みやすいよ。本当に」
初めてのイベントで怪談ビールはさっそく完売。上々の滑り出しとなりました。
小泉八雲記念館 小泉凡 館長
「怪談なんて経済と真逆っていうふうに思われるかもしれないけど、今はそうでもないと思うんですよ。文化と経済の垣根は僕は低い方がいいかなと思ってるんで。文化も理解していただいた上で、ぜひ経済に生かしていただければと思います」
怪談ビールは秋だけの期間限定。好評のため来年の製造も決まりました。さらに、島根ビールは次なる一手を打っていました。
島根ビール 矢野亜希子さん
「これ1月から発売のソバイツェンなんですけど、『これそば食べてる人誰?』っていう問い合わせとかあって。『へるん』こと小泉八雲って一言入れようかなと思ってます」
観光客にも分かりやすいようラベルのデザインを見直し、小泉八雲をアピールします。気になる新たな商品開発はー。
島根ビール 矢野亜希子さん
「そうですね。セツさんにもちなんでもっと何かバケる、メンバーの中で降ってきたものがあったら作ってみたいなと思います。何とはまだ言えないですけど」
来年、ますます注目が集まる小泉八雲。来年は私たちもアッと驚く新商品が誕生する……かもしれません。