マダニに刺されることによって感染する日本紅斑熱 鳥取県で今年初めての患者 70代男性が感染

5月1日、米子保健所は鳥取県西伯郡に住む70代の男性が日本紅斑熱に感染したと発表しました。
鳥取県では今年初めての患者だということです。
米子保健所によります、と男性は4月27日に発疹、29日に発熱や食欲不振、倦怠感があり、30日に医療機関を受診し入院。5月1日に行った遺伝子検査の結果、日本紅斑熱陽性が確認されました。
米子保健所では男性が庭で作業をしていたことから、その時にマダニに刺されたのではないかとみています。
日本紅斑熱は、野山にいる病原体を持つマダニに刺されることによって感染し、人から人へ感染することはありません。
潜伏期間は2~8日で頭痛や発熱、倦怠感を伴って発症し、高熱や発疹がほとんどの症例にみられます。
米子保健所は野山や畑などに入る場合は長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくするよう注意を呼び掛けています。