鳥取大学と献血サークル「白うさぎ」が連携した献血イベント 若年層の献血離れが深刻に… 講義の隙間時間に多くの学生が訪れる 鳥取県鳥取市
近年若者の献血離れが進み関係者を悩ませています。こうした中、5月19日に日本赤十字社と鳥取大学が連携した献血イベントが行われました。
実は近年、10代から30代の若年層での献血離れが深刻になっています。鳥取県では、40代~60代までの献血者数が増加する一方で、10代から30代では10年ほどで約3割減少しています。
鳥取県赤十字血液センター献血推進課 白川悠 さん
「若い方の献血が少なくなってきてます。それが続くと、将来的に輸血医療に支障が出る可能性もあります。ぜひ、周りの友達も巻き込んできてほしいなと思います」
将来的に献血に協力してもらえる人を増やそうと、鳥取県赤十字血液センターは鳥取大学の献血推進サークル「白うさぎ」のメンバーと連携しイベントを開催。
19日は講義の合間に多くの学生が献血に訪れていました。
学生
「以前から興味があったんですけど、講義の兼ね合いでなかなか参加できなかったので興味本位で来ました」
「鳥取ってちょっと遠いじゃないですか。献血センターを調べたんですけど、行くにはお金もかかりますし、来てくださるのはすごいありがたいです」
そして献血後にはくじ引きで様々な景品をプレゼント。こうした活動により学生のうちから献血に親しんでほしいといいます。
白うさぎ 蓮容亮俊 部長
「人は来てくれるんですけど、どうしても献血に対して怖いというイメージを持ってる方が多いので、そこをもう少し改善していける活動にシフトしていきたい」
鳥取大学の献血推進サークル「白うさぎ」では、このイベントを年6回開催予定だということです。