鳥取県警琴浦大山警察署の署員が、今年3月、事件や事故の当事者の氏名や住所、連絡先など約290人分の個人情報が記載されたファイル1冊を一時紛失していたことが分かりました。
一時紛失による被害は今のところ確認されていないということです。

琴浦大山警察署によりますと、3月1日の午後7時ごろ、署員が警察車両のトランクの上にファイルを置いたまま車を発進させました。午後10時半ごろ、落ちていたファイルを拾った人が警察署に届けたということです。ファイルには2021年8月ごろから今年3月1日ごろまでに作成した、事件や事故の当事者の氏名、住所、生年月日、電話番号など約290人分の個人情報が記載されていました。今回、一時紛失したようなファイルは、事案があった際には持ち出すこともあるということです。

今回の紛失に関しては鳥取県警のホームページで公表していましたが、報道機関への発表はありませんでした。

琴浦大山警察署は、「警察職員1人1人が個人情報の管理の徹底を図るなど、適正に業務を推進し、信頼の回復につとめてまいります」とコメントしています。