米子市選挙区補欠選挙に4人が立候補 全国初「2馬力選挙」の対策に宣誓書の提出を求める 鳥取県米子市
5月16日に告示された鳥取県議会・米子市選挙区の補欠選挙。今回の選挙では、いわゆる「2馬力選挙」の対策として、候補者に「宣誓書」の提出を求める全国初の取り組みが導入されました。
立候補をしたのは届け出順に、共産党の新人岡村英治氏、無所属の新人で会社経営の森由美子氏、無所属で前職の山川智帆氏、そして無所属の新人で元鳥取公共職業安定所職員の亀本明和氏の4人です。
議員の辞職と失職で2人欠員が生じたことに伴い行われる鳥取県議会の米子市選挙区の補欠選挙。定数2に対して4人が立候補しました。
告示日の16日、各候補者は、米子市内の街頭などで有権者に支持を訴えていました。
岡村英治 候補
「暮らしをしっかり守っていく。 地元産業を振興していく。豊かな自然環境を守り残していく。平和を守って戦争準備はさせない。この4つの政策実現するために全力を挙げて頑張ってまいります」
森由美子 候補
「まずは、子育てと介護などの両立。 それをしっかりと今まですき間になっていたよう な皆さんのここがこうだったら良いのにという声を拾いながらしっかりそれを活かしていきたい。その基盤が出来たところで地域創生、地域活性と が生まれるのではないか」
山川智帆 候補
「つながる政治、血を通った政治皆さん一人一人が、横の人につなげる。なぜなら私達のまちのことだからです。県議会の政党を超えた仲間たち一緒にこのまちを良くしていく必要がある」
亀本明和 候補
「人口減少対策、防災対策高齢者対策。西日本で大規模災害が発生するのが危惧されているので、それへの対応も今からでも考えていかないといけないと思います」
また、今回の選挙で鳥取県選挙管理委員会では、当選する意思がない候補者が、他の候補者を応援するいわゆる「2馬力選挙」を防止するため候補者に「宣誓書」の提出を求める全国初の取り組みを導入しました。
日本海テレビの取材では、全ての候補者が宣誓書を提出したということです。
鳥取県選挙管理委員会 松崎亮太 事務局長
「それぞれすべての陣営につきまして公職選挙法の規定に 則りまして適切に受理されたと承知しております。我々が(宣誓書を)導入することによって、昨今問題が起きていることに対して、鳥取県としてはしっかりそこは注意喚起をしていくんだぞという姿勢は見せられると思う」
鳥取県議会の米子市選挙区の補欠選挙は、1984年以来41年ぶりで5月25日に投開票されます。