”境港サーモン”初水揚げ 生きがよく脂がのったサケが出荷 約1700トンの水揚げ見込み 鳥取県境港市
鳥取県境港市の沖合いで養殖されているギンザケ、”境港サーモン”が、4月8日の朝に初水揚げされました。
今年も生きが良いギンザケが、姿を見せました。春の日差しに包まれた海もおだやかな8日朝の弓ヶ浜。こうした中、美保湾の沖合いで養殖されたギンザケ、”境港サーモン”が、初水揚げされました。
境港市にある弓ヶ浜水産では、直径25メートルのいけす19基を日本海の3キロ沖合いに設置してギンザケの養殖を行い、新鮮なまま出荷しています。
東日本大震災の被害のため、宮城県から鳥取県に養殖の拠点を移してから14年目を迎えすっかりブランドとなりました。
今年は、長引く寒波の影響で海がしけたため、エサやりに苦労したということですが、その後、生育は順調に推移したということです。
弓ヶ浜水産養殖担当 森田亮さん
「今年はとても生育が良く丸々としていてやっぱり脂がしっかりのっていると思います。とてもおいしいと思います」
8日の朝は、5000匹が水揚げされましたが、さっそく加工した後地元はもとより関西などに初出荷されたということです。
境港サーモンの出荷は、5月中旬まで続き、ほぼ去年並みの1650トンの水揚げが見込まれています。