「リアルにいきたいと思ってます」 鳥取市の神社で"ある生き物"になりきる全国大会 参加者たちは自分だけのタゴガエルを表現しゴールデンウィークを締めくくり
鳥取県鳥取市の神社で大人も子どもも"ある生き物"になりきる全国大会が開かれ、熱き戦いが繰り広げられました。
鳥取市の湯所神社で開催されたのは「全日本タゴガエル鳴きまね大会」。5年前、この神社の境内で生息しているのが確認された日本固有種のタゴガエル。渓流周辺に生息するアカガエルの一種です。参加者が真似をして競うその鳴き声とはー。
タゴガエルの存在を多くの人に伝えるため「ゴロゴロ」と鳴く声にかけて毎年5月6日に行われているこのイベント。全国から鳴きまねに自信のある参加者約50人がやってきました。
小学生の出場者
「(タゴガエルは)クワとか鳴かずにゴロゴロしたような印象なのでそこを出していけたらなと思います」
高校生の出場者
「リアルにいきたいと思ってます」
出場者
「(目標は)当然優勝です。子どもの力を借りて優勝狙っていきます」
鳴き声が似ているのはもちろんですが、見た目にも工夫するなどタゴガエル愛を表現した人が優勝となるこの大会。賞金2万円やお米をかけて子どもから大人まで本気の勝負です。
出場者
「タゴガエルが大好きなのでタゴガエルになり切って声真似をしたいと思います」
中にはタゴガエルをテーマに短歌を詠む参加者やー。自作の被り物で挑戦するグループも。過去最多の出場者が工夫を凝らして挑みます。
そして、いよいよ結果発表。
司会
「全日本タゴガエル鳴きまね選手権優勝は、15点エントリーナンバー8番 羽田直樹さん。おめでとうございます」
栄えある優勝は3回目の出場、肩車で親子ガエルを表現した羽田直樹さんと娘の羽田茉莉花さんのコンビ。
羽田さん
「この衣装だけだとインパクトに欠けるので子どもを肩車して親子ガエルトーテムポールを作るというアイデアでいけると確信しました。地域がこのイベントでもっと元気になってくれればうれしいと思います」
参加者たちは自分だけのタゴガエルを表現し、達成感あふれる表情でゴールデンウィークを締めくくりました。