5月11日は母の日です。贈り物には、花の定番・アジサイが種類豊富、この夏のアイテムも人気が高まっています。

島根県松江市の植物と雑貨の店では、5月11日の母の日に備えて、季節の花の寄せ植えも、母の日バージョンに。母の日といえば、切り花のカーネーションが定番ですが、こちらの店では、長く楽しめる「鉢植え」を中心に売り出しています。

高井和代 記者
「母の日で、もっとも人気なのがアジサイですがアジサイと言っても、色や、形、品種さまざまです」

母の日の花で、人気があるアジサイ。島根県では、次々にオリジナル品種を作り出し、母の日の贈り物としてすっかり定着してきました。島根のほかにも、全国各地や海外で生まれたオリジナル品種もあり、それぞれが個性豊かで存在感を出しています。

デコレ　藤田みゆき 副店長
「全国から色が素敵なものですとか、珍しいなかなか手に入らないようなものをかき集めております」

千葉県で開発された紅白アジサイ。「寿（ことぶき）」は一株から、赤・白・絞り模様が咲き、どれが咲くかはお楽しみの、珍しい品種です。また、デンマークで生まれたレモンキスという品種は咲き始めは緑色、やがて白くなり、成長するとピンクや青に色づき、色の移り変わりが楽しめる不思議なアジサイです。食卓など、テーブルにも置きやすいようにと、コンパクトな「ヤマアジサイ」も人気です。

そのほかにも、これからの季節の必需品ともいえる、夏素材の布製品。「ささ和紙」といってくまささをすき込んだ和紙を糸状にして作られたアームカバー。ささと和紙で、軽さと吸湿性があり、布製品として重宝されています。

高井和代 記者
「そしてこちらも、ささ和紙で作られた帽子。軽くて風通しもよくてこの季節にピッタリです」

母の日まで、あと数日。趣向を凝らしたプレゼントが並んで、選ぶ楽しさもあります。訪れた人は、感謝の気持ちを何で伝えようか、楽しみながら考えているようでした。