市内の小中学校は学校外のプールを使う方針に 8割が老朽化しており今後50年間で88億円の費用を想定 鳥取県米子市
鳥取県米子市の伊木隆司市長は、老朽化している市内の小中学校のプールは、今後新設や改修は行わず学校外のプールを順次活用していくことを明らかにしました。
米子市 伊木隆司 市長
「(市内の小中学校の)今後、新たなプールの設置はしない。古くなったものについても、改修をしない」
米子市によりますと、市内にある小中学校30校のプールのうち8割が老朽化していて、すべてのプールを新設したり改修したりした場合は、今後50年間で運営費を含めて88億円の費用が想定されています。このため伊木市長は、今後は市内の小中学校のプールの新設や改修は行わず、学校外のプールを順次活用していく方針を示しました。
また、今年度は小学校4校を対象に市内の屋内温水プールなどを活用して外部のインストラクターによる水泳学習に取り組むことも明らかにしました。
米子市では、来年度以降も水泳学習を継続し実施校を順次増やして学校外のプール施設の活用に転換していきたいとしています。