保有すべきかどうか? 3月30日開館の鳥取県立美術館の目玉!約3億円で購入された「ブリロの箱」についてアンケートを実施へ

開館を3月30日にひかえる鳥取県立美術館。展示の目玉の1つとして約3億円で購入された「ブリロの箱」について、保有すべきかどうかなどを問うアンケートが実施されることになりました。
アメリカの大衆文化を映したアンディ・ウォーホルの作品「ブリロの箱」。大量生産された洗剤の包装箱を模倣したものです。5点あわせて2億9145万円の美術品ですが、鳥取県立美術館が展示の目玉として購入していました。
しかし、作品の価値の賛否について議論がおこり、購入後の2022年には住民説明会が開かれていました。
鳥取県は、3月30日の開館から3年をめどに保有すべきかどうかなどを問うアンケートを来館者に実施すると発表しました。
アンケートには、ブリロの箱について「今後も保有・展示して欲しい」「説明を充実させ議論をまきおこせるようにして欲しい」「保有を続けるか検討して欲しい 」の3択と自由記述欄が設けられています。
鳥取県立美術館の尾﨑信一郎館長は「今後は作品を見た上で考えていただける。美術館にふさわしい作品であると確信しているので、それを客観的に示す意味でもアンケートには一定の意味があると思う」とコメントしています。