いまや特殊詐欺に年齢は関係ない!? 被害額は1億円超え 警察をかたる詐欺など巧妙化する特殊詐欺 注意するべきポイントを現役警察官が解説
■特殊詐欺にあっている年齢層は高齢者だけじゃない!?
中山紗希 アナウンサー
「街の人にインタビューをしていると特に若い方、『被害にあうのは高齢の方だから』という声が多く聞かれました。実際どうなんですか?」
鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補
「実は、65歳以上の高齢者以外の方、つまり若年層の方の割合が年々増加していき、今年、過去最多となっているんです」
中山紗希 アナウンサー
「もはや詐欺被害にあうのに年齢は関係なくなっているということなんですね」
波田貴幸 警部補
「犯人側もこれまでだませるのは、高齢者と思い込んでいたんですが、近年、若い人たちも手口によってはだませると気づいてしまったんです。固定電話よりも携帯電話やスマートフォン、SNSやインターネットを狙ったものが増えています。犯人が、若い人たちもだませると気づいてしまった今、さらに巧妙な手口でだましていくことが予想されます」
中山紗希 アナウンサー
「では、来年にむけて注意すべきことはなんでしょうか」
■特殊詐欺に遭わないためには?
波田貴幸 警部補
「繰り返しこれまでもお伝えしてきましたが、携帯やスマートフォンに「+」が付いた番号からの着信があったらまず詐欺を疑ってください。そして、警察や検察が電話で捜査の話をすることはまずありえませんので、そうした電話があった場合も詐欺を疑う、SNSなどでもうかる話も詐欺です。絶対にだまされないでください」
怪しい、不安に感じたら警察の専用ダイヤル「#9110」へとすぐに電話、または最寄りの警察署に相談してください。