【鳥取マラソン】全国から2800人以上が参加 ユニークな仮装をしたランナーやブラインドランナーも参加
■大会1週間前
鳥取市の運動公園で行われた月2回の練習会では、白うさぎB&Gには、視覚障害者と健常者合わせて約80人が所属。今回、白うさぎB&Gから鳥取マラソンに出場する視覚障害者の新海直さん。新海さんは5年前からマラソンを始め、今回初めてフルマラソンに挑戦。
伴走するのは、ガイドランナー歴5年、丸山真紀さんです。
ガイドランナー 丸山真紀さん
「これは絆(きずな)ロープって言って、ガイドとブラインドさんの手をつないで一緒にこれで腕を振ります」
ブラインドランナーとガイドランナーをつなぐのは手作りのガイドロープ“絆ロープ”です。ブラインドランナーはロープや声掛けを頼りに起伏のあるコースを走ります。
ブラインドランナー 新海直さん
「視覚障害ですので、一人で走るっていうことが難しいです。チームに入ることによって練習できる機会が増えますので、そこが一番大きいかなと思います」
ガイドランナー 丸山真紀さん
「とにかく完走できるように応援してます。頑張ります」
■迎えた本番…新海さんの結果は?
3月17日、迎えた本番。あいにくの雨の中、新海さんと伴走チームが心を一つにスタート。コースは序盤から坂道が続きます。
伴走者だけではなく、沿道からもたくさんの声援が。チーム全体、より一層走りに力が入ります。しかしー。
コースに設けられた8か所の通過時間制限のうち、最初の地点(5キロ)でまさかのタイムオーバー。目標タイムで走ることはできていましたが、スタート地点の混雑を抜けるのに時間がかかってしまい、悔しい結果となりました。
ブラインドランナー 新海直さん
「これは自分の力なので、申し訳ないとしか言えないです」
ガイドランナー 丸山真紀さん
「この悔しさをばねにね、新海さん。またやろう大丈夫大丈夫」
多くのサポーターが活躍した今年の鳥取マラソン。主催者によりますと、出場者2856人のうち2628人が完走したということです。