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警視庁の「八代」を名乗る男から電話  約8200万円をだまし取られる なりすまし詐欺で松江市の60代男性が被害

2025年4月22日 10:54
警視庁の「八代」を名乗る男から電話  約8200万円をだまし取られる なりすまし詐欺で松江市の60代男性が被害
松江警察署

松江市の60代の男性が電話やアプリなどによる特殊詐欺により、約8000万円をだまし取られる被害にあいました。

8219万円の特殊詐欺の被害にあったのは、松江市の60代男性です。

松江警察署によりますと、去年12月、男性の携帯電話に警視庁捜査二課の「八代」を名乗る男から「兵庫県警が捜査している事件にあなたの口座が使われていて容疑者として捜査対象になっている。」という電話が入りました。

男性はこの男から事件番号などを伝えられたため「八代」を本物の警察官だと信じたということです。
「八代」との電話の後、兵庫県警捜査二課の「坂井」を名乗る男から電話があり、「あなたが持っている財産が犯罪収益ではないか調査する。」「調査が終わったら資金は返済する。」などの電話があり、次に検事の「児玉」を名乗る男に電話をかわり、保有している銀行口座や預金残高などを伝えました。その後は、メッセージアプリのアカウントを登録するように指示されたことから、男性は指示に従いアプリのアカウントに登録。するとアカウントから電話がかかり、相手が指示する口座に18回に渡って合計8219万円を振り込んでしまったということです。

松江警察署では、警察が捜査のために、現金を振り込むように指示することは無いとし、実在の警察署等の電話番号や末尾が「0110」など警察を装って電話をかけてくる場合もあり、警察から「あなたが捜査対象となっている。」等と電話があった場合、一旦電話を切り、最寄りの警察署等に相談するよう注意を呼び掛けています。

最終更新日:2025年4月22日 10:54