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地元金融機関の職員を名乗る電話…約300万円の還付金詐欺被害 「地元金融機関の職員を名乗ったことから信用してしまった」 鳥取県米子市

2025年4月24日 12:40
地元金融機関の職員を名乗る電話…約300万円の還付金詐欺被害 「地元金融機関の職員を名乗ったことから信用してしまった」 鳥取県米子市
鳥取県警

米子市の60代男性が年金の還付金詐欺にあい約300万円を騙し取られました。
電話をかけてきた男は地元金融機関の職員を名乗っていたということです。

警察によりますと、年金が振り込まれる4月15日に鳥取県米子市に住む60代男性の固定電話に返金をアナウンスする音声ガイダンスの電話がありました。男性がガイダンスに従って電話機の数字ボタンを押すと地元金融機関の職員を名乗る男がでて銀行以外のATMに行くよう指示を受けました。

そして、ATMに行き、男に指示されるまま数字を入力するなど操作を行いました。翌日16日に男から男性のスマートフォンに電話があり、男は手違いで送金ができなかったことを理由にもう一度手続きをするよう指示。17日には送金できたか確認のためATMで操作するよう指示がありました。

男性の取引状況から詐欺を疑った金融機関職員は警察に通報。警察は男性と連絡をとり合計299万4888円の詐欺被害に気付きました。

60代男性は「特殊詐欺は知っていたが地元金融機関の職員を名乗ったことから信用してしまった」と話しています。

4月18日時点で今年の鳥取県内の特殊詐欺被害の件数は35件、総額は1億704万円にのぼります。うち還付金詐欺は2件でおよそ399万円となっています。また、今年の特殊詐欺の傾向は警察官をかたるオレオレ詐欺が多く全体の3分の1で件数は13件、およそ7886万円となっています。

鳥取県警はATMで払戻金は受け取れないとして詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。

最終更新日:2025年4月24日 12:40