境港でクロマグロが初水揚げ 200キロ超えの大物も 鳥取県境港市
5月14日朝、境港で行われたクロマグロの初競り。
今年は、境港がマグロの水揚げを始めた1982年以来、一番早い初水揚げとなり、
重さ225キロ、長さ約2メートルの大物マグロをはじめ、63匹が境港の市場にズラリと並びました。
今シーズンの豊漁と漁の安全を祈願した後さっそく初競りが行われました。
水揚げされたマグロは、宮城県石巻市の会社の船団が5月12日、13日と日本海で漁をした8.6トンで、重さ135キロ前後の大物も数多く見られました。
石巻漁業 廣瀬慶取締役
「石川県近くの(沖合いで)獲りました。初水揚げというのもありますし、皆さんとにかくおいしく召し上がっていただければと思います。」
初競りでは、1キロあたりの最高額は、2,890円とほぼ去年並みの値段で取引されました。
今年は国際的な取り決めで決まっている日本の大型マグロの漁獲枠が1.5倍に拡大されたことや資源も回復傾向にあることから例年以上の水揚げ量が期待されます。
境港天然本マグロPR推進協議会 島谷憲司副会長
「いよいよマグロのシーズン。やはり(漁獲量)増枠のものは、ぜひ皆さんに賞味していただけるように頑張って流通させていこうと思っています。」
水揚げされたクロマグロは、地元や関東などに出荷されました。
水揚げは、7月初旬まで行われ昨シーズン並みの1100トンが見込まれています。