現職と新人2人が立候補を表明 4月13日告示 米子市長選挙 8年ぶりの選挙戦へ 立候補予定者の主張は

4月13日に告示される米子市長選挙。
現職、新人合わせて3人が立候補を表明していて、8年ぶりの選挙戦になるとみられます。その構図を取材しました。
米子市長選挙に立候補を表明しているのは現職の伊木隆司氏・51歳
元米子市議で県議会議員の新人・山川智帆氏・47歳
元自動車学校職員の新人・門脇由氏・39歳の3人です。
伊木隆司氏
「私といたしましては、米子からの地方創生を力強く推進していくためにも3期目に挑戦したいと思います」
現職の伊木氏は、去年12月の市議会で「3期目を目指す」と出馬を表明しました。
今年1月には、政界や経済界の関係者ら120人が詰めかけ事務所開きが行われました。
前回は無投票だったため8年ぶりの選挙戦となる伊木氏。
伊木隆司氏
「2期8年これまで務めさせていただきました。3期目に向けても『さぁやるぞ』という気合いがみなぎっているところです」
これまでの実績を訴えていました。
山川智帆氏
「米子市長(選挙)に立候補し、市民対話を中心とした人口減少に応じた都市計画を市民と一緒にやってまいりたいと思います。」
市民のための政治や医療のまちづくりなどを訴える山川氏。
米子市長選挙の出馬は8年前に続き2回目です。
現在、鳥取県議会議員でもある山川氏はすでに米子市皆生にある事務所を拠点に活動しています。
山川智帆氏
「市民のみなさんと一緒に民間のみなさんと一緒に一緒にやる姿勢一緒に話す姿勢でやっていきたいと思います」
年代や地域を越えた現市政の批判票の受け皿を狙います。
門脇由氏
「政治は変えられるかもしれない。しかしながらそこに変えるという選択肢がなくては変えることはできません。」
元自動車学校教習指導員で漫画家としても活動していた異色の経歴を持つ新人の門脇氏。
米子駅前開発の中止や市民税の5パーセント減税などを訴えています。
門脇氏は、先月家族や知り合いを中心に事務所開きを行いました。
その模様はSNSを活用して配信。
幅広い層の支持拡大を目指すとしています。
門脇由氏
「(候補者の)選択肢を提示することが私の目的なので、もし米子市を変えたいと思う人がいた時にその選択肢にならなければならない。」
今回の米子市長選挙は市政の長年の懸案である市役所本庁舎の借地問題の行方も争点となっています。
年間の借地料は、駐車場を含めて6500万円以上。
また、本庁舎も老朽化していて移転か大規模改修するかが課題となっています。
8日夜に行われた立候補予定者による公開討論会でも借地問題が大きなテーマとなりました。
伊木隆司氏
「米子市庁舎の借地問題は、私は結論から言って買い取り交渉を進めていくこの一択と思います。」
山川智帆氏
「(市庁舎の)大規模改修。これがあったらもう終わりです。良識のある市民のみなさんの決断を」
門脇由氏
「(市庁舎が)移転をすることで試算の話が出ましたが、実は移転をした方が、安く出来るという可能性がある試算をしています。」
伊木氏は「地権者から土地を買い取り現在の場所で改修」
山川氏は「改修せず駅前イオンに市役所を移転」
門脇氏は「コストカット移転」
3人がそれぞれの考えを表明しました。
8年前も三つ巴の選挙でしたが、伊木氏と山川氏はどちらも2万票台となる激戦でした。
今回の米子市長選挙では票がどのように動くのか注目です。
市役所本庁舎の借地問題や今後のまちづくりなどでそれぞれ見解が違う3人の立候補予定者。
8年ぶりの選挙戦が確実視される米子市長選挙。告示は4月13日です。