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島根で相次ぐ詐欺 「容疑者として捜査の対象になっている」 約8200万円をだまし取られる被害 警視庁の捜査官を名乗る特殊詐欺に注意 島根県松江市

2025年4月22日 18:28
島根で相次ぐ詐欺 「容疑者として捜査の対象になっている」 約8200万円をだまし取られる被害 警視庁の捜査官を名乗る特殊詐欺に注意 島根県松江市

島根県内で相次ぐ特殊詐欺被害。警察をかたり、容疑者として捜査対象になっているなどと言葉巧みに被害者をだまして金を振り込ませるもので、注意が必要です。

小田原 安理 記者
「松江警察署は松江市内の60代の男性がおよそ8200万円をだまし取られる被害にあったと発表しました」

松江署によりますと去年12月、警視庁の捜査員を名乗る男から松江市の60代の男性に電話がかかってきたといいます。

捜査員を名乗る男
「兵庫県警が捜査している事件にあなた名義の口座が使われていて、容疑者として捜査の対象になっている」

その後、兵庫県警を名乗る男からも連絡があり、「男性が保有している財産が犯罪収益でないか捜査する」、「調査が終わったら資金は返金する」などと言われ、さらに、検事役の別の男も登場し、男性はLINEでやりとりをするようになり、指定された口座に18回、計8219万円を振り込んでしまったという事です。

また、島根県隠岐の島町では同様の手口で、愛媛県警を名乗る男からの電話をきっかけに60代の男性が580万円をだまし取られる被害にあったことも発表されています。

小田原 安里 記者
「島根県内で被害が相次いでいる特殊詐欺では、警察官・検事など捜査機関をかたるもので、LINEをはじめとするSNSへ誘導して、やり取りをして金を振り込ませる手口が共通点となっています」

警察では、警察や検察がビデオ通話で取り調べをしたり捜査をすることは無く、またお金を振り込むよう指示することはないとして、その様な場合には詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼び掛けていてます。

最終更新日:2025年4月22日 19:20