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無罪を主張 元夫を殺害した罪に問われている女 初公判で弁護側「心神喪失状態だった」と無罪主張 鳥取県

2023年11月7日 18:09
無罪を主張 元夫を殺害した罪に問われている女 初公判で弁護側「心神喪失状態だった」と無罪主張 鳥取県

2021年、鳥取県米子市で元夫を包丁で刺すなどして殺害した罪に問われている女の初公判が鳥取地裁で行われました。女は殺害した事実は認めました。一方で弁護士側は「心神喪失状態だった」として無罪を主張しました。

殺人の罪に問われているのは、鳥取県米子市の被告の女(50)です。起訴状などによりますと、被告は2021年5月、同居する元夫(当時64)に対し殺意をもって包丁で背中を複数回刺すなどして死亡させたとしています。

11月7日、鳥取地裁で裁判員裁判による初公判が開かれ、被告は「私がしたことで元夫が亡くなったことに間違いはありません」と起訴内容を認めました。一方で、弁護側は、犯行事実は争わないとした上で「精神障害の影響で犯行を思いとどめることが出来なかった心神喪失状態であった」として無罪を主張しました。

これに対して検察側は、凶器となった包丁の形状や被害者の体に約174か所の傷が見つかったことから殺意はあったと述べました。また、精神障害についても犯行を思いとどまることが極めて困難な程度には至っていなかったとして責任能力はあると主張しました。

判決は11月28日に言い渡される予定です。