×

小型航空機不時着事故 「航空事故」に認定 国の運輸安全委員会の調査員が現地で調査 島根県安来市

2025年4月30日 18:50
小型航空機不時着事故 「航空事故」に認定 国の運輸安全委員会の調査員が現地で調査 島根県安来市

4月29日個人が所有する小型航空機が安来市荒島町の中海に不時着した事故を受け、国の運輸安全委員会の調査員が30日午後5時頃に事故現場を訪れ、調査を行いました。

機体の損傷の程度が大きな修理を必要とするものだったため国土交通省が「航空事故」として認定した今回の事故。

小型航空機は29日午後1時22分、大阪市の46歳の男性と神戸市の60歳の男性の2人を乗せ、出雲空港から大阪の八尾空港に向けて出発しました。

離陸からほどなくしてエンジンが停止したため、およそ15分後の1時38分に、安来市荒島町の岸辺に不時着。

29日に撮影された上空からの映像では草むらから岸部まで航空機がこすったような跡が見られます。

46歳の男性は背中を骨折した疑いで重傷、60歳の男性は軽傷を負い病院に搬送されましたが命に別条はないということです。

国土交通省は「航空事故」にあたるとして、調査員2人を派遣。
詳しい事故原因を調べるため先ほど機体を確認するなどしました。

運輸安全委員会事務局 日下順詞  主管航空事故調査官
「今後、整備記録であるとか飛行記録を含めて、GPSのデータがあるかないかとかですね、そういったところから更に詰めて調査していく必要はあると思います」

運輸安全委員会は5月1日も現場で調査を行ったり関係者に聞き取りしたりして詳しい事故原因を調べることにしています。

最終更新日:2025年4月30日 19:34