米不足やコメの高騰が叫ばれるなか農場の人達は特別な思い 園児たちが元気良く田植えに挑戦 鳥取県米子市

清々しい五月晴れとなった5月7日の山陰地方。
こうした中、米子市では園児達が元気良く田植えに挑戦しました。
園児
「楽しかった。」
米子市の郊外にある田んぼで田植えを体験したのは、米子市の「かいけ心正こども園」の園児達72人です。
かいけ心正こども園では、こちらの田んぼで育った減農薬米を給食に提供してもらっていています。
園児たちは、大きな声を上げながらはだしでぬかるんだ田んぼの中に入り、農場の人から手ほどきを受けながらコシヒカリの苗を丁寧に植えていきました。
ほとんどの園児が田植えをするのは初めての体験。
中には、カエルに驚いたり泥だらけの田んぼに入るのを嫌がる園児も。
Qお米は好き?
園児「好き」
今年は、米不足やコメの高騰が叫ばれているだけに農場の人達には特別な思いがありました。
諸遊農場 諸遊壌司会長
「(お米の値段が)高い、安いでなくて米を作るにはたくさんの工程があるということを教えてやりたかったです。わかってくれたら、ご飯でも残さず食べるのではないかと思って。」
自分達が毎日食べているお米について汗を流しながら学んだ園児達。
かけがえのない体験となったようです。
かいけ心正こども園では今後、案山子をつくったり稲刈りを行ったりすることにしていて秋には、自分たちが植えたお米を味わう体験も予定しているということです。