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長嶋茂雄さんゆかりの飲食店「東京田園調布うなぎ圓」 監督が愛した秘伝のタレを味わおうと多くの人が訪れる 鳥取県米子市

2025年6月4日 19:24
長嶋茂雄さんゆかりの飲食店「東京田園調布うなぎ圓」 監督が愛した秘伝のタレを味わおうと多くの人が訪れる 鳥取県米子市

読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が6月3日に亡くなりました。山陰の野球少年たちを指導したこともあった長嶋さん。鳥取県米子市にある長嶋さんゆかりの飲食店を取材しました。

生前、山陰とのつながりもあった長嶋茂雄さん。巨人の監督就任が決まった1992年、米子市を訪れ少年野球教室に参加し子ども達に熱心に指導していました。

長嶋茂雄 さん
「一番基本的なことは、きちんとボールを見てそしてきちんと。今お話ししたように芯に当てる」

かつて野球教室で訪れた米子市。そこに長嶋さんゆかりの飲食店があります。

4年前に朝日町にオープンしたうなぎ専門店、「東京田園調布うなぎ圓」です。この店舗は、去年秋に米子駅前の飲食店の中にリニューアル移転しました。

ここは、普通のうなぎ専門店ではありません。

それはこの秘伝のタレ。このタレを開発した東京の老舗店舗「圓」は、長嶋さんなど球界の名選手に愛された店でしたが、惜しまれつつ閉店。その後、交流のあった山陰を中心に居酒屋チェーンを展開する「炉端かば」にこのタレが引き継がれました。

長嶋さん達をうならせたという「圓」のうなぎ料理。国産うなぎを炭で焼いた後関東ならではの調理法で蒸します。これに、秘伝のタレを染み込ませじっくりと焼き上げれば関東風うな重が完成です。

かつて長嶋さんが愛したというタレのうな重を食べようと、4日も客が訪れそれぞれの思いで堪能していました。

東京田園調布うなぎ圓 妹尾直樹 店長
「さみしくなるなと。ずっと引き継いで(秘伝の)タレを守っていきたいと思っています。皆さんに味わっていただきたいと思います」

昭和のヒーローで国民的スーパースター、多くの人に愛された長嶋さん。その長嶋さんが愛したうなぎ料理。そして、この秘伝のタレは、これからも多くの人達に親しまれ愛されていきそうです。

最終更新日:2025年6月4日 19:24