JAしまねは葬儀代金などおよそ132万円を着服した元職員を懲戒解雇したと発表しました。

JAしまねによりますと今月21日付けで懲戒解雇されたのは、出雲市内の葬祭センターに勤務していた40代の元職員です。去年10月から今年3月にかけて、葬祭事業を利用する25の事業者から集金した葬儀代金や生花代など、132万円3485円を着服したということです。

4月3日に、未収金となっている葬儀代金87万4705円の支払い状況を葬祭センター長が事業利用者に尋ねたところ元職員が発行した領収書を確認。そのことを元職員に問いただすと、着服したことを認めたということです。

元職員は投資の詐欺被害にあい着服した代金をその支払いに充てたと話しており、回収した現金を事務所に持ち帰らずにそのまま着服していました。

今回の原因としてJAしまねは職員の行動管理の不徹底、未収金の葬儀代金の管理不足などを挙げています。
警察に相談したということですが着服代金を全額返済していることを受けて、刑事告訴はしないとしています。