「事件はまだ終わっていない」 鳥取市タクシー強盗殺人事件から15年 犯行現場となったタクシーは今も発生当時のまま… 鳥取県鳥取市
■事件は「捜査特別報奨金制度」の対象に…
そして、事件発生から14年経った去年、「捜査特別報奨金制度」の対象事件として指定され、犯人逮捕に結びつくような有力な情報の提供者には最高300万円の報奨金が支払われることになりました。
それに合わせ、警察ではJR鳥取駅北口で犯人を乗せたタクシーを見かけた可能性のある3人の男女の特徴とタクシーから見つかった足跡から予測される靴の特徴を公開しました。その結果、事件発生後2年間で約80件、その後2022年までは年間平均5件にまで減少していた情報提供の数は、報奨金制度に指定されてから今年4月末までに42件に増えたといいます。
■事件の風化を防ぐために私たちにできることとはー
鳥取警察署 福田将之 刑事第一課長
「発生当時生まれてない方が今中学生くらいになっているかと思うんですけど、今の子供たちはインターネット等で情報をうまく収集するので、興味を持って調べてみて当時を知っている方に話を聞いたり、そういうことから情報を得られるのかなと考えています」
当時、「似たようなタクシーを見た」など些細な情報でも構いません。警察では県内外の人に情報提供を呼び掛けています。"必ず事件を解決へ" 残されたタクシーはその信念の表れのようにも見えました。