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一度は“認定取り消し”の可能性も 山陰で日本遺産となっている「三朝と津和野」 定期的に行われている見直し制度でランクアップ認定 その評価のポイントと今後の課題とは?

2025年2月18日 18:39

■ 地元一丸で盛り上げる「日本遺産」

三朝小学校5年生が作ったCM動画「温泉戦隊三朝レンジャー」。実際に三朝温泉に行って効能などを学んだあと企画や台本、編集まで自分たちで行いました。

児童
「三朝町の日本遺産は、こんなにすごいんだぞ!って感じてほしくて、もっといろんな外国人や、日本各地から人がたくさん集まって、人気の観光スポットになってほしいです」

CMは、鳥取県が開催するコンテストでも高く評価され、奨励賞を受賞。この動画の視聴を案内するパンフレットも作成し、三朝町に寄贈しました。

三朝町 松浦弘幸 町長
「シンプルでわかりやすいなと思ってCMを見ました。色んなことを学ぶことによって、ふるさと・三朝をいつまでも心に残していただいて、大きくなった時に三朝町を元気な町にしてもらうという期待を持ちたいと思います」

三朝町では、今後このパンフレットや動画を町のPRに活用していくということです。

「重点支援地域」への認定が喜ばしい一方で、今後の課題も指摘されました。

三朝町の場合
・三朝温泉の来訪者を、やや離れている三徳山に誘導する仕掛け
・デジタル化、HPでのインバウンド向け対応の遅れ

津和野町の場合
・ツアーガイドなどの層
・事業継続のためにも観光客からの収益増加

「日本遺産」を観光資源として、より一層磨き上げていくため、今後も取り組みは続きそうです。

最終更新日:2025年2月18日 18:39