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島根原発1号機の廃炉計画 第2段階にあたる放射線管理区域での解体・撤去作業を公開 廃炉は2049年度の完了目指す 島根県

2025年4月15日 19:32
島根原発1号機の廃炉計画 第2段階にあたる放射線管理区域での解体・撤去作業を公開 廃炉は2049年度の完了目指す 島根県

廃炉に向け、現在解体・撤去作業が進められている島根原発1号機。4月15日は、報道陣に現在の状況について公開されました。

中国電力の島根原発1号機は2017年に廃炉作業が始まり、去年から、廃炉計画の第2段階にあたる放射線管理区域内で設備の解体撤去に向けて準備が進められてきました。

そして、3月17日から解体撤去作業が始まり、4月15日は、中性子を吸収し、核反応を停止させる性質を持つホウ酸水をタンクから原子炉に送り出すポンプを解体・撤去する作業が報道陣に公開されました。

中国電力島根原子力本部 広報部 吉川正克 部長
「放射線管理区域内の作業ということで、環境への影響がないような管理、それから廃棄物の管理、あとは作業員の被ばく管理ですね、これが管理区域外の作業とは少し変わってきますので、しっかりとひとつひとつ安全を第一に作業を進めていきたい」

今回、公開されたポンプやタンクまわりの設備の撤去・解体作業は今年の10月までに完了する予定だということです。

また、廃炉計画の第3段階にあたる原子炉本体の解体撤去作業は2036年度から予定していて、島根原発1号機の廃炉作業は2049年度に完了する計画です。

最終更新日:2025年4月15日 19:32