ペットの猫がマダニ媒介感染症で死ぬ 発熱や食欲が低下、黄疸も まれに犬や猫から人へ感染する事例が報告 鳥取県

ウィルスを持っているマダニに噛まれて発症する重症熱性血小板減少症候群に猫がかかり死んでいたことがわかりました。
重症熱性血小板減少症候群を発症した1歳の猫は鳥取県西伯郡内でペットとして飼われていました。
屋外に出た際にマダニに噛まれたと推測されます。
鳥取県によりますと、猫は6月1日に食欲不振で元気がなかったことから鳥取県西部の動物病院を受診し入院していました。発熱や食欲が低下し黄疸や白血球と血小板の減少が認められたということです。
その後、入院中の6月5日に死にました。
国立感染症研究所で検査を実施し重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染していたことがわかりました。
2021年5月から2023年4月までに米子市や鳥取市で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染事例があり、犬が2例、猫は今回で3例目になります。
まれな事例ではあるものの、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症した犬や猫から人へ感染する事例も報告されています。
鳥取県はペットがダニにかまれないようダニの駆虫薬を定期的に投与するなど対処方法をホームページに掲載し注意を呼び掛けています。