マダニにかまれて80代男性が重症 腎機能障害なども発症し入院 鳥取県内で今年2例目の患者 鳥取県鳥取市

ウイルスを持ったマダニにかまれて発症する重症熱性血小板減少症候群を鳥取市内の80代の男性が発症していることがわかりました。男性は腎機能障害なども発症していて入院中です。鳥取県内で今年2例目の患者となります。
重症熱性血小板減少症候群を発症したのは鳥取市在住の80代の男性です。日常的に農作業をしていた男性は6月4日に発熱と内ももの痛みに加え下痢の症状がありました。翌日、鳥取市保健所管内の医療機関を受診しましたが症状が継続したため再度受診しました。6月7日には体の動きが悪くなったうえ、受け答えも緩慢になり食事量も減少。別の医療機関を受診しましたが血小板減少のほか肝機能障害、構音障害もあり入院中しているということです。
鳥取県衛生環境研究所で遺伝子検査を実施し重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の陽性がわかりました。
鳥取市保健所はマダニが活発に活動する季節なので野山や畑等に出かける際は肌をできるだけ露出しない服装にする上、ダニ忌避剤の虫よけを噴霧するよう注意を呼びかけています。