「野球を続けたい!」 女子硬式野球部が全国に次々 鳥取県には部員2人だけの野球部が誕生 目標は“甲子園” 島根県の女子野球部は6年目 部員46人は県外からも
■なぜ山陰の地で女子野球部が?
島根中央高校 立石祥美 校長
「もしかして地元の子どもだけじゃなくて、県内・県外で高校に入って女子で野球を続けたい子がいるんじゃないかとリサーチをしたら、割といそうだということで女子硬式野球部を作りました」
高校でも野球を続けたい女子生徒が、県外に流れていたことを知りこの部活を創設。練習場などの整備を進め、今では全国から野球をしたい女子生徒が集まってきているといいます。
Q.どこ出身ですか?
女子硬式野球部の部員
「山口」
「兵庫」
小早川莉音副キャプテン(大阪出身)
「自然がすごくきれいで、空気が良くて野球をする環境が整っているので進学を決めました。 楽しいですし、成長を感じます」
中には鳥取県から進学したという部員もー。
鳥取出身の部員
「自分が(島根中央高校に)入る前に(倉吉北高校が)ちゃんとしたチームになっていたら進学していと思います。(試合が)できる時が来たらやってみたいです」
女子硬式野球部は数が少なく、県外の高校や大学、社会人との試合がメインだという島根中央高校。今後、倉吉北の女子硬式野球部の部員が増えれば、山陰同士の試合が実現するかもしれません。
島根中央高校女子硬式野球部 酒井和隆 監督
「(部活動数が)増えることで底上げできると思うので、我々も高い目標を持ってやっていきたいと思っていますので、一つでも増えることはいいことだと思います。お互いに切磋琢磨してできるのが一番」
山陰両県に創設された、女子硬式野球部。本気で野球をしたい、女子生徒への選択の幅が広がり始めています。