トランプ関税の見直しに向けた協議 一番の成果は「トランプ大統領が日本を最優先する」こと 「日米双方が可能な限り早期に合意し“トップ同士”での発表を目指す」「4月中に閣僚間で2回目の協議を実施する」ことなどで一致

“トランプ関税”の見直しに向けた協議のため、ワシントンを訪問した赤沢亮正経済再生相。
予定されていたベッセント財務長官らとの協議に先立ち、ホワイトハウスで急きょ、トランプ大統領との会談に臨みました。
トランプ関税 担当閣僚 赤沢亮正 経済再生相
「私からはですね、総理のメッセージとして、日米双方の経済が強くなるような、包括的な合意を可能な限り早期に実現したいとの考えを伝えました」
「トランプ大統領からは、国際経済において、米国が現在置かれている状況について率直な認識が示されました」
今回の日米関税協議では、日米双方が可能な限り早期に合意し、 “トップ同士”での発表を目指すこと、4月中に閣僚間で2回目の協議を実施することなどで一致しました。
今回の会談を受け石破首相は。
石破首相
「次につながる協議が行われたと、このように認識をし、これを評価をいたしておるところでございます」
ある政府関係者は今回の一番の成果は「トランプ大統領が日本を最優先する」といった事だと話しています。
石破首相も「最も適切な時期に直接会談することも「当然」考えている」と前のめりにトップ会談による決着に意欲を示しました。
重要な会談に臨んだ赤沢経済再生相。地元からは、心配や応援の声が…
地元の人
「どうなんでしょうね、(アメリカに関税について)希望を言っても通らないでしょうから。あの方だったら、大丈夫。上手くしてくださる方だと。なんでも乗り越えていける人だと思います」
「今のところ順調だろうけど(トランプ大統領と)話ができたというのは。だけど難しいじゃないかな。世界の情勢?日本の情勢?赤沢さんにがんばってもらいたい」
「首相もですし地元が注目される機会にもなりますし、色々しっかりと意見を伝えていくということだったので楽しみだなと思ってみていました」
トランプ流の交渉術に石破首相はどう臨むのか。両トップの国益をかけた交渉が今後、激しくなりそうです。