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今年の被害額はすでに約1億1600万円 鳥取県警や金融機関など26の機関が特殊詐欺被害の撲滅にむけて連携協定 鳥取県

2025年5月7日 19:08
今年の被害額はすでに約1億1600万円 鳥取県警や金融機関など26の機関が特殊詐欺被害の撲滅にむけて連携協定 鳥取県

年々増加する特殊詐欺被害。

鳥取県警や金融機関など26の機関が特殊詐欺被害の撲滅にむけて5月7日連携協定を締結しました。

この協定は鳥取県警と県内に本店と支店を置く金融機関など26の機関が相次ぐ特殊詐欺被害を防ごうと今回初めて締結したものです。

鳥取県警によりますと、ここ最近の特殊詐欺では、インターネットバンキングを利用した手口が急増。
銀行員の目が届かない所での被害に遭うケースが相次いでいるということです。

2023年には、インターネットバンキングを利用した特殊詐欺被害は、これまでで最多となった2015年の2.5倍となるおよそ80億円の被害が発生しました。

鳥取県でも去年は11件、およそ2500万円と被害が拡大しているということです。

こうした事態を受け、7日の連携協定では、警察と金融機関の間で不正利用した口座情報や監視カメラの映像を迅速に共有することや非対面取引への対応を強化することなど7つの取り組みを実施していくことが確認されました。

鳥取銀行 経営管理部 金融犯罪対策室 北中克典 室長
「金融犯罪は非常に複雑になって おりますし、手口も多様化して おります。私だけは騙されないとそう思わずに私でも騙され る可能性があると思ってしっか りと防御していただきたい」

鳥取県警によりますと、特殊詐欺の被害自体も近年増加していて、今年もすでに39件、およそ1億1600万円の被害が確認されているということです。(6日時点)

最終更新日:2025年5月7日 19:08