淀江ゆめ温泉 基準値の230倍のレジオネラ菌検出 体調不良を訴える人も出て関連を調査 鳥取県米子市

米子市淀江町にある淀江ゆめ温泉から基準値を大幅に超えるレジオネラ菌が検出された問題で、施設を利用した10人から発熱といった体調不良などを訴える相談が寄せられていることが19日に分かりました。
米子市によりますと4月下旬に「淀江ゆめ温泉を利用した人が、レジオネラ菌に感染した」と病院から鳥取県に報告がありました。
鳥取県が5月8日と9日に立ち入り検査に入り、浴槽から採水し水質検査を行ったところ、男湯の内湯(消毒前)から基準値の230倍、女湯の内湯(消毒前)からは140倍となるレジオネラ菌が検出されたということです。
淀江ゆめ温泉では、今月13日から入浴施設の営業を停止していますが、米子市によりますと、これまでに10人から発熱や呼吸器の不調を訴える問い合わせが入っているということで、鳥取県と米子市はレジオネラ菌との関連性も含め調査を行っています。
レジオネラ菌に感染し、レジオネラ症を発症すると、発熱やせきなどの症状が出て、全国では重症化し肺炎で死亡する事例も出ています。
米子市では淀江ゆめ温泉を利用した人で体調不良や体調に不安がある人は医療機関に相談して欲しいと呼びかけています。
淀江ゆめ温泉の利用者を対象とした体調不良に関する問い合わせ先
米子市淀江振興課(0859-56-3164)