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4月20日投開票の松江市長選挙 現職1人と新人2人の選挙戦 JR松江駅前の中心市街地の活性化策も争点の一つ 島根県松江市

2025年4月16日 19:28
4月20日投開票の松江市長選挙 現職1人と新人2人の選挙戦 JR松江駅前の中心市街地の活性化策も争点の一つ 島根県松江市

任期満了にともなう、松江市の市長選挙は、4月20日に投開票を迎えます。
現職1人と、新人2人の熱い選挙戦が繰り広げられています。

松江市長選挙に立候補をしたのは、届け出順に
無所属で会社役員の中澄政彦氏(37)
無所属で再選を目指す上定昭仁氏(52)
共産党島根県委員会副委員長の村穂江利子氏(56)の3人です。

新人で松江市内のレストランを経営する中澄氏。
松江市民の生活目線から政治を変えていこうと、スーパーマーケットの駐車場を軸に街頭活動を展開し松江の観光振興、子育て環境の充実を訴えます。
大阪府出身の中澄氏は、「しがらみの無さ」を全面に出し、選挙運動も妻との二人三脚。
周りに合わせた意見ではなく自分から動いて発信する姿を見せることで今の政治を変えていきたいと訴えています。

再選を目指す上定氏。自民党、国民民主党など幅広い団体から推薦を受け、支持基盤の強さを生かした選挙戦を展開しています。
上定氏は、これまでの4年間の実績を強調。
2期目の公約として観光戦略の充実、松江城周辺の景観を守るためのこれまでの景観規制の見直し
子育て環境を整えることで「生まれ育った松江を誇りに思えるまちづくり」などを公約に掲げています。

共産党公認候補の村穂氏。
今の松江市政は、トップダウンが多く市民の意見が反映されていないと指摘。
市民目線に立って、介護保険料の負担軽減、島根原発の稼働停止を公約にあげています。
松江市政初の女性市長を目指し、自身の子育て経験を生かし、子育てしやすい街として学校給食の無償化も訴えています。

今回の松江市長選挙は強固な支持基盤を持つ現職に新人2人が挑む展開となっています。
こうした中、現在の市政運営への批判票を、2人の新人候補がどれだけ集められるかがカギとなっています。

市長選挙の争点の一つが、JR松江駅前の中心市街地の活性化策です。
現職の上定氏が官民学で作るデザイン会議の計画をもとに整備を進める方針を示す一方で、
中澄氏と村穂氏は、市民の意見を反映した街づくりが必要と訴えています。

また、昨年再稼働した島根原発2号機については
上定氏と中澄氏は「容認」、村穂氏は「反対」と主張が分かれています。

注目の松江市長選挙の投開票は4月20日に行われます。

最終更新日:2025年4月16日 19:28