ズワイガニ漁 鳥取県内ではオスの松葉がにの水揚げ量が前年に比べ12%減少

3月20日に漁期が終了したズワイガニ漁について、鳥取県内ではオスの松葉がにの水揚げ量が前年に比べ12%減少したことが分かりました。
鳥取県によりますと2024年度のズワイガニの水揚げ量は533トンで、2023年より9%増加しました。(漁期:去年11月6日~今年3月20日)
内訳では、オスの松葉がにについては、165トンと前の年に比べ12%減少しましたが、メスの「親ガニ」が21%増え334トン、「若葉松ガニ」が25%増え33トンとなりました。
水揚げ量が増加したことについて鳥取県では、近年の漁業者の自主規制の強化が資源回復につながったとみていて、今後も一時的ではあるが松葉がにや若葉松ガニの漁獲量が上向くと予想しています。
その一方で、水揚げ金額は22億200万円となり前年に比べ15%減少しました。
鳥取県では、松葉がにの水揚げ量が少なかったこと、市場全体のカニの流通量の増加によって親ガニの単価が安くなったことが要因としています。
また、見た目や大きさなどの基準を満たした鳥取県のブランドガニ「五輝星」は期間中、158匹が取れ、価格は1万6千円から60万円となったということです。