鳥取市では6月1日の日曜日に布勢スプリントが行われます。大会を前に、地元出身の注目選手を取材しました。

6月1日、日本を代表するトップスプリンターがことしも”布勢”に集います。

5月25日、布勢スプリントの会場ヤマタスポーツパークでは、インターハイの鳥取県予選が行われました。

石原 綾 アナウンサー
「いよいよ週末に控える布勢スプリント。ここ鳥取の高校生も出場するんです」

高校生ながら布勢スプリントでグランプリ種目の女子100mに挑戦するのは、鳥取敬愛高校3年の前田さくら選手です。前田選手は去年のIH、100mで準優勝。自己ベストを11秒60まで伸ばし、女子の山陰記録を24年ぶりにぬりかえました。

前田さくら 選手
「山縣選手が9秒台出した時も見ていました。格好よかったし迫力もすごくて、 自分も人を感動させる走りをできるようになりたいなと思いました」

前田選手の強みは前半の加速と、足首と股関節の強さを活かした走りで、高校の日本記録11秒43の更新を目指します。

予選、準決勝と順調に勝ち上がった前田選手。迎えた100mの決勝。スタートから前に出ると見事優勝。はずみをつけ、自身にとっても初となるグランプリレース・布勢スプリントへ挑戦します。

前田さくら 選手
「ひよわずにリラックスして決勝に出られたらいいと思います。自分の強みはスタートから中盤までの加速なので、そこを見ていただきたいです」