秋晴れ 出来秋 真っ赤なりんご 全国的なコメ品薄続くなか新米「はれわたり」も収穫
きょうは県内各地さわやかな秋晴れの空が広がりました。いよいよ出来秋、りんごやコメの収穫が始まっています。
真っ赤に実ったりんご。弘前市湯口にある澤田哲也さんのりんご園では、早生品種「つがる」の収穫が始まっています。澤田さんの80アールの園地では9品種のりんごを栽培しています。ここ数日気温の寒暖差が大きくなったことで一気に色づきが進んだということで、きょうが2回目の収穫日です。去年は記録的な猛暑で日焼けや着色不良の被害がありました。ことしは変形果が見られるものの目立った被害は少なく、平年並みの収穫量が確保できそうだということです。
★りんご農家 澤田哲也さん
「去年ほど日に焼けたりんごというのはないです まぁまぁじゃないですかね 食べてみて十分おいしいのでたくさん召し上がっていただければなと思います」
澤田さんのりんご園では今月下旬から「トキ」や「ジョナゴールド」の収穫が行われます。
鯵ヶ沢町姥袋町の岩本衛さんの水田ではきょうからおよそ1ヘクタールに作付けしている「はれわたり」の収穫が始まりました。「はれわたり」は全国デビューした去年、コメの食味ランキングで最高評価の特Aを獲得しています。収穫の時期は去年と同じくらいということですが、温暖化の影響か刈り取りを始める時期が年々早くなっているということです。
★はれわたり生産者 岩本衛さん
「(去年は)あまり品物は良くなかった どちらかというとことしは良いんじゃないかなと思う」
去年の記録的な猛暑を受けてことしは水温の管理などに気をつけていたという岩本さん。いまのところ高温による被害なども確認されず生育は順調に進んでいるということです。全国的なコメの品薄が続くなか新米の需要も高まっています。
★岩本衛さん
「早く刈ってみなさん出荷できればそれがいい」
稲刈りが遅れるとコメにひびが入る胴割れなどの恐れもあるため、県は適期に刈り取るよう呼びかけています。