六ケ所再処理工場 完成目標「2026年度中」に延期 日本原燃
日本原燃は六ヶ所再処理工場の完成目標を2年半ほど延期しました。新しい目標は「2026年度中」としています。
延期は日本原燃の増田社長がきょう宮下知事に報告しました。
★日本原燃 増田尚宏 社長
「審査に時間を要していることから新たなしゅん工目標を再処理工場は2026年度中としました」
延期の理由は原子力規制委員会の審査対応に時間がかかっているためで新しい目標は今後の審査や工事、検査の期間を考慮し設定したとしています。
MOX燃料工場の完成目標も3年半ほど延期しました。
宮下知事は…。
★宮下知事
「27回目(の延期)(着工から)約30年ということで 今こうして新しい工程を示していただいても直ちに信頼することはできない」
知事は延期を繰り返してきた会社としての責任を示すよう求めました。
★日本原燃 増田尚宏 社長
「ひじょうに重い言葉を頂戴したと思っています 経営幹部としっかり相談して会社の責任をどう考えているのかきちんと明確にした上で皆さんに報告したい」
六ヶ所村の戸田村長は「遺憾で、納得できない」と述べました。
★六ヶ所村 戸田衛 村長
「これもまた確約できる話しじゃないと私は思っているんですよ この再処理工場という大きな日本のエネルギー政策をになう機器類をきちんと動かすという精神を持ってもらいたい」
宮下知事は新しい政権にサイクル全般の考え方を確認する必要があるとして関係閣僚と知事が会談する「核燃料サイクル協議会」を年内に開催するよう政府に要請する意向を示しました。