おととい六戸町で3人が死亡した事故で、一時停止をせずに逮捕された男の身柄が検察庁に送られました。
現場は過去にも事故が発生していて町は来月にも赤色灯を設置する方針です。

送検されたのは十和田市東一番町の21歳の会社員の男です。

★青森放送 安達直樹 記者
「容疑者を乗せた車が警察署を出て検察庁に向かいました」

男はおととい六戸町犬落瀬の交差点で軽トラックを運転中に一時停止せずに交差点に進入し左からきた福祉施設のワンボックスカーに衝突しました。
そして乗っていた3人を死亡、3人に重軽傷を負わせた過失運転致死傷の疑いです。
これまでの調べで男側の道路にのみ一時停止の標識がありブレーキ痕や停止した痕跡はなかったことが分かっています。
警察によりますと、現場となった交差点での人身事故は、去年までの3年間で8件発生。
ことしは、おとといの事故を合わせ、すでに5件発生してます。
事故多発を受け町は先月上旬に白線を引いたばかりでした。
今回の事故を受け、町は来月にも注意喚起のための赤色灯を設置するということです。
また見通しをよくするため道路脇の木の伐採も検討しています。

★六戸町 佐藤陽大 町長
「やっぱり町だけじゃなくて警察の方々と協議をしながら何か原因があるであろうと思っておりますので、その原因を調査しながら信号等の設置も協議してまいりたい」

十和田警察署は現場の道路の診断をした上で、今後の対応を検討するとしています。