50年目の「十三日の金曜日」 伊奈かっぺいさん
特集はタレントの伊奈かっぺいさんが50年続けてきたトークライブです。
「十三日の金曜日」と題したライブ、かっぺいさんのこれまでの歩みとともにお伝えします。
会場入りタレントの伊奈かっぺいさんはことしデビュー50周年を迎えました。
★タレント 伊奈かっぺいさん
「あらま・・・おやおや満車で入れないあっ一台空いた」
現在77歳。
相変わらずいそがしい日々を過ごしています。
★伊奈かっぺいさん
「50周年っていうのは消ゴムでかいた落書きっていうあの本を出したのが昭和49年」
かっぺいさんが20代のころのひとり暮らしの日常を面白おかしく津軽弁でつづった本は大きな反響を呼びました。
★タレント 伊奈かっぺいさん
「ラジオ出てみませんかテレビ出ませんか映画にしたいんですけども」
「あちこちにずーっと広がっていったんだけども一冊本を書いたおかげで今がある」
青森放送の社員だったかっぺいさんはこの本をきっかけにテレビ全国ネットのレギュラー出演など活躍の場を広げていきました。
またデビューした1974年はその後のかっぺいさんに様々な影響を与えた年でした。
★タレント 伊奈かっぺいさん
「昭和49年にはだびよん劇場が出来てお前酒飲んでよくしゃべるからどうだ30分メモを見ないで30分しゃべれるものか1分間に1回は笑わせるそれを条件にやろうそれが一番最初のだびよん劇場の舞台だったんですよ」
青森市のだびよん劇場は音楽や芝居、映画などさまざまなことを表現できるライブハウスでした。
★29歳のかっぺいさん
「春先に山に山菜を採りに行けば警察から言わせれば誘拐罪だはんでねお前はなんぼくらいのわらし誘拐したのさって言ったらみんな3歳(山菜)だって」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「話し詰まるじゃないですか話し詰まると客から5958ってゼロまでにひとつ笑わせなきゃだめだみたいにそっからスタートして昨日きょうあったおもしろいことをしゃべるっていうだけ」
デビュー翌年の1975年かっぺいさんは一人しゃべりのライブを行いました。
それが今も続く「十三日の金曜日」。
十三日の金曜日が1年間に1回から3回ほど不定期にあることがおもしろいということで始まりました。
回を重ねる度に人気となっていきました。
ステージの内容は今も昔もかっぺいさんが毎日つける日記の中にあります。
★タレント 伊奈かっぺいさん
「これが10日に書いたやつですね目が回るような忙しさまだ目は回っていませんね思いついたことそのまま書く 絵で遊んだり字で遊んだり遊んだことそのまま清書していく毎日十三日の金曜日があったらそのまま書いていくしゃべっていく」
かっぺいさんにとって50年目となるトークライブ「十三日の金曜日」が始まりました。
★タレント 伊奈かっぺいさん
「毎日書いている日記ですから8月6日」「今いちばん心配しているのが1円切手の値上げ」「考えたことありませんかなんでもここまで値上げすると1円切手も値上がりするぞ思ったことそのまま全部書くんです」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「塩分過多塩の取り過ぎでもって早く死ぬんだって青森の人はしょっぱいものが好きだからだったらと思ってこれ(ひげ)のばしたソルト危ない」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「老いてます枡酒追加もう一杯」読み方変えます句読点を替えると老いてます枡酒追加こういう風になると句読点点をどこに打つかによって同じ文章なのに全く違う意味に取られる」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「君が大人になってくその時」「私はそうは読まなかったので」「君が大人になってくその時」「書く人よ読む人が違うってこと考えてテレビ局も文字出さなきゃだめ」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「肝臓だけを休めれば良いってもんじゃないたまには心臓も休めろ」「一週間にいっぺん肝臓休めるのに10日にいっぺん心臓も休めてやれよ」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「きょうも私が一番楽しませていただきましたありがとうございました」
★タレント 伊奈かっぺいさん
「だまって生きていても苦しいことや悲しいことが来るんだから自分からなにかやる時は楽しいこと以外はやらないっていうのが座右の銘みたいなもんですかね 自分でもびっくりするよね 77になったんだよ はははは すごいな」