青森県に熱視線 中国のSNSで県人口超えるフォロワー数なぜ?
中国のSNSで青森県が大きな注目を集めています。おとといから始まった中国の旧正月「春節」による県内への影響はあるのでしょうか。
のっけ丼が人気の青森市の青森魚菜センター。いま訪れる人の半分以上が外国人ということです。
★台湾からの観光客
「私たちは台湾から来ました 久しぶりに海鮮食べました 想像以上においしかったです」
青森県を旅行先に選んだきっかけは…
★中国からの観光客
「これも(のっけ丼)SNSで有名です だからきょうはここに来ました」Q 青森は有名ですか中国では?「雪が見られる場所としてとても有名です」
観光客が参考にしていたのは中国で人気のSNS「ウェイボー」です。青森県が運営する公式アカウントのフォロワー数は…
★県観光国際戦略局 松尾英輔 次長
「現在130万人を超えるフォロワーとなっています 多くの中国人の方々に本県に関心を持っていただけていると受け止めております」
青森県の人口を上回るフォロワー数。大阪の14万人や東京の4万人と比べると異常とも言えるほどの関心の高さです。青森県のアカウントは2011年からねぶたのほかスキーなど冬の青森の魅力を発信しています。丁寧で頻度も多い投稿を続けたことで大きな注目を集めるようになったということです。
★県観光国際戦略局 松尾英輔 次長
「ウェイボーでは本県のスキーですとか冬景色ですとか冬期の観光に注目が高まっているようです これは中国のほうで冬季オリンピックが開催されウインタースポーツが非常に人気だということも要因だと思います」
そしておとといから始まった中国の旧正月・春節。「ねぶたの家ワ・ラッセ」でも変化があったようです。
★香港からの観光客
「香港から来ました」「香港や台湾ではねぶた祭りは有名です」「すごい大きさでびっくりしています」
★台湾からの観光客
「ねぶたすごいですねとても楽しみにしてきました」「浅虫温泉も行きたいですね」
★ねぶたの家ワ・ラッセ 佐藤理絵係長
「例年よりかなり多く台湾、香港、中国の中華圏の方のお客様の数は増えています 春節が始まって爆発的に中国人のお客様が多いというわけではなくて、春節の前から徐々に増えてきているというのが実感です」
ワ・ラッセではここ1か月、外国人の入場者が半数以上を占め、7割を超える日もあると言います。きのうは2月としては過去2番目に多い942人が入場したということです。今月18日までの8連休で延べ90億人が移動するとも言われる春節。県内の観光地にもこれまでにない恩恵があるかもしれません。