「やってよかったって子どもたちが増えてくれれば」夢を掴んだ元Jリーガー“Mr.ヴァンラーレ”第2の挑戦がスタート! 青森県八戸市

八戸市にあるフットサルコートに現れたのは「ミスター」と呼ばれ愛されてきた元Jリーガーです。
★青森放送 板橋優磨アナウンサー
「何歳になられたんですか」
★Mr.ヴァンラーレ 新井山祥智さん
「40ですよ」
取材前日に40歳の誕生日を迎えた、元ヴァンラーレ八戸のキャプテンで10番・新井山祥智さんは、きのう個人サッカースクールのプレオープン初日を迎えセカンドキャリアをスタートさせました。
五戸町出身の新井山さんは光星高校時代からゲームメーカーとして注目されていました。
県高校サッカー選手権でも10番を背負い活躍。
八戸大学に進学し2008年に入団したのがまだ発足して2年目、当時社会人リーグ2部だったヴァンラーレ八戸でした。
社会人リーグのチームはほとんどの選手が仕事を抱えていて、当時の新井山選手も事務作業とサッカーの巡回指導を行っていました。
サッカーの練習は仕事を終えてからのおよそ2時間。
ハードな日々を支えていたのはJリーグへの憧れでした。
★ヴァンラーレ八戸 新井山祥智キャプテン(当時)
「青森県にJリーグのチームができたらもっと盛り上がっていくと思うので、その土台作りができればいいと思います」
新井山選手は豊富な運動量と正確なキックを武器に、ヴァンラーレ八戸の司令塔として活躍。
チームは2014年にアマチュアトップリーグJFLに昇格しました。
そして2018年には自身のゴールで悲願のJリーグ昇格をたぐり寄せ、青森県初の快挙の立役者となりました。
ヴァンラーレ一筋17年。
八戸の歴史とともに数々のアシストとゴールを記録した新井山選手は昨シーズンで現役を引退しました。
★ヴァンラーレ八戸 新井山祥智選手
「本当に最高のサッカー人生でした ありがとうございました」
★青森放送 板橋優磨アナウンサー
「子どもたちが続々と集まってきましたまもなくスクールがはじまります」
引退から4ヶ月新井山さんが第二の挑戦に選んだのは、子どもたちにサッカーを教えることでした。
★新井山祥智さん
「いきましょう はい!」
初回のきのう集まったのは小学校4年生と5年生の7人。
中にはクラブに所属しておらず、初めてサッカーをする子どももいました。