「アウェーツーリズム」という言葉をご存じでしょうか？

「アウェーツーリズム」とは、アウェーでの試合観戦をきっかけにその地域の観光を楽しむことで、近年Jリーグで注目されています。
2月23日、高知にやってきたガイナーレ鳥取のサポーターの試合後に密着しました。

J3・高知ユナイテッドSCがガイナーレ鳥取と0対0で引き分けた試合の後お会いしたのが、ガイナーレ鳥取のサポーター五十嵐清恵さんと山岡理恵さんです。高知に来たのは五十嵐さんが2回目、山岡さんは今回が初めてです。

■ガイナーレ鳥取サポーター 五十嵐さん・山岡さん
「川崎在住で羽田から飛行機」
「米子から特急乗り継ぎで」

2人はサッカー観戦を通じて知り合ったそうです。

■2人
「今日は泊まって全力で飲む」

ということで五十嵐さんたちがやってきたのはひろめ市場。ひろめネコも歓迎ムードです。
2人とも初めてのひろめ市場。この日は3連休の中日・日曜日の夜ということで、中に入るとひろめ市場内は満席状態。

■五十嵐さん
「空いてなさそう」

あまりの人の多さに圧倒されつつも、ひろめ市場内をぐるぐる回りながら席を探すこと約10分。別の鳥取サポーターとバッタリ遭遇！

別のお客さんと相席していたところにさらに相席させてもらうことに。
まずはお酒を注文したのですが、五十嵐さんはメガジョッキ。

そして、ユニホームのまま高知グルメを探しに行きます。
色々注文しましたが、一番のお目当てはカツオのタタキ。

■五十嵐さん
「2泊して桂浜とか行く予定」

皆さん楽しそうにお酒を楽しんでいる中、ここで試合の話に。
お酒が進んできた皆さん。Jリーグ談議に花が咲きます。
盛り上がりが最高潮に達し、ガイナーレ鳥取のチャンステーマがひろめ市場内に響き渡ります。

次の日に訪れたのは、桂浜。来年、創業95周年を迎える桂浜水族館を観光しました。
可愛い動物たちを前に写真を撮り続ける五十嵐さん。
天候にも恵まれ高知観光を思いっきり楽しんだ様子でした。

五十嵐さんが今回のサッカー観戦と高知観光でかかった費用は、航空券やホテル代、飲食代などを含めて約6万5000円になりました。

今シーズンのホーム戦はあと18試合。熱狂的なJリーグサポーターが試合後も高知を満喫し、高知観光の盛り上がりがますます期待されます。