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植物学者・牧野富太郎博士が描いた掛図を県立牧野植物園で公開中【高知】

2025年4月17日 11:45
植物学者・牧野富太郎博士が描いた掛図を県立牧野植物園で公開中【高知】
植物学者の牧野富太郎博士が描いた学校の教材として使われる掛図が新たに発見され、県立牧野植物園で公開しています。

県立牧野植物園の牧野富太郎記念館で展示しているのは、牧野富太郎博士が描いたヤマザクラとアブラナの掛図です。
掛図は、明治時代に黒板などに掲げて使われた大型の教材で、縦・約93センチ、横・約62センチあります。ことし1月、牧野博士の植物図や蔵書などを保存する牧野文庫で研究員が発見したもので、掛図の端には「此原図ハ牧野富太郎ノ描キシ者也」(この原図は牧野富太郎の描きしものなり)と添えられています。過去の文献に牧野博士が掛図を描いていたという記載はなく、新たに発見された資料の可能性が高いということです。

掛図は繊細なタッチで描いた植物図とは違い輪郭線がはっきりと描かれ植物の構造がわかりやすく示されています。
このほかにもワタ、イネ、ワラビの掛図が確認されていて、牧野植物園では今後原図を公開していくということです。
最終更新日:2025年4月17日 11:53