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津野町の新しい本庁舎が完成 高知県内初の省エネ制度『ニアリーゼブ認証』取得【高知】

2025年4月24日 17:20
津野町の新しい本庁舎が完成 高知県内初の省エネ制度『ニアリーゼブ認証』取得【高知】
4月24日、津野町の新しい本庁舎の竣工式が行なわれました。町産材を多く使用した環境性能の高い庁舎となっています。
津野町の現在の本庁舎は建築から39年が経過して、老朽化が進んでいるほか、土砂災害特別警戒区域にも指定されていて、2年前から移転新築工事が進められてきました。

24日は、旧庁舎から約500メートルほど離れた「かわうそ自然公園」の隣に完成した新しい本庁舎で関係者など38人が出席し竣工式が行われました。

総工費約14億8000万円で完成した新しい本庁舎は、鉄筋コンクリートと木造などの混合構造の3階建てで、内装にはヒノキなどの町産材が多く使用され木の温かみが感じられます。

3階まで吹き抜けで広く開放的な待合ホールや各課の壁をなくした、ゆったりとしたフロアが特徴的で、防災拠点としての機能やバリアフリーにも配慮しています。

また、省エネや太陽光発電などで従来の建物で必要なエネルギーの77%を削減するとして、県内では初めて建築物の省エネルギー性能を表示する制度の「ニアリーゼブ認証」を取得し、環境に配慮した建物になっています。

津野町役場は5月3日からの連休中に新しい本庁舎への引っ越し作業を行い、7日から業務をスタートする予定です。
最終更新日:2025年4月24日 18:58