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南海トラフ地震など災害時の津波に備える 室戸警察署で高台施設への移転訓練【高知】

2025年4月17日 17:47
南海トラフ地震など災害時の津波に備える 室戸警察署で高台施設への移転訓練【高知】
南海トラフ地震が発生した際、建物の倒壊や津波による浸水の被害が想定される高知県の室戸警察署で4月17日、高台にある代替施設へ移転する訓練が行われました。

室戸警察署は、南海トラフ地震が発生した場合30センチの津波が20分から30分で到達、5メートルから10メートルの浸水被害が想定されています。
このため毎年、高台にある代替施設へ移転する訓練を行っていて、17日は署員16人が参加しました。

■井上琢己キャスター
「代替施設に行くためには海沿いの国道を通るか、この山道を行くしかありません」

参加した16人のうち、この春に室戸署に配属された署員など12人は無線機材などを持ち、庁舎裏の山道を登り、約2時間かけて高台にある宿泊施設「ニューサンパレスむろと」に向かいました。

また署員4人は施設内の敷地にテントを設営し、無線機を使って室戸署管内の被害状況の確認や情報の伝達などひとつひとつ手順を確認しました。

室戸署は、2026年2月に高台に新庁舎が完成する予定ですが、それまでの間代替施設への移転訓練を続け秋には夜間の訓練を行う予定です。
最終更新日:2025年4月17日 18:50