高齢者の体の感覚を疑似的に体験してもらおうと、高知市の三里中学校で特別授業が行われました。

高知市の三里中学校で行われたこの体験学習は、生徒たちが高齢者の体の感覚を疑似的に体験することで高齢者への思いやりの心を育てようと、地域の医療関係者からなる有志の団体が初めて企画したものです。

26日は三里中学校の1年生60人が参加し、白内障の症状を体験できる特殊なメガネや、腕や足におもりを巻き付け80歳の体を疑似的に体験。思うように動かない手足や普段と異なる視覚や聴覚の状態に驚いていました。

また、介護についても関心をもってもらおうと車いすや電動ベットなどが用意され、生徒たちが使い方を学んでいました。

三里地区は高知市内でも比較的に高齢化率が高い地域で、学校では今後も高齢者に寄り添った教育を続けたいとしています。